−第10章− 肺魚な引っ越し




1999/10/4

ウズリの引っ越し
新水槽を立ち上げて(1999年9月1日)から、ずいぶん時間が経った。本当は2週間後くらいに、ウズリを移そうと思っていたのだが、pHを測ってみると8.0ぐらいある。なんとアルカリ性。アンモニア濃度が高いか、濾材の影響か(シボラックスは立ち上げ当初はアルカリに傾くと聞いたことがある。うちのはパワーハウスだけど)?とりあえず焦って引っ越しする必要もないので、待つことにする。

dolloiさんと東京タワー水族館に行ったとき(1999年9月18日)に、亜硝酸測定薬の安いものが売っていたのでそれを買う。マリンアート水質検査試薬。40回測れるし、値段もテトラのものより安い。試験紙は持っているんだけどなんか当てにならない(というか見るからに悪い水質でも亜硝酸が検出されない)気がしたので買い直した。でその晩その試験薬で測ってみる。0.5(単位は書いてないや)「海水魚に危険 淡水魚も長期間このままでは危険」と判定された。アンモニアを亜硝酸に分解するバクテリアは発生したようだ。考えてみるとこの水量に数匹の金魚ではアンモニア排出量が少なかったからなかなかバクテリアが発生しなかったのかもしれない。

そして1999年9月29日、もうそろそろいいだろうと会社に行く前に、亜硝酸濃度を測ってみると0.15以下になりました。pHは6.5〜7.0。目標の弱酸性になった。バクテリアもやっと繁殖してくれたらしい。やったー、やっと引っ越しが出来る。金曜日10月1日に引っ越し予定日としたが、別の用事が入ってしまって延期になる。

1999年10月2日。4人が揃う肺魚オフ会。といっても小林熱帯魚にアンフィを引き取りに行くまっぴいさんに時間を合わせて、行ってみたというわけだ。詳細は別途報告。その夜、まっぴいさんとこぐっちゃんが私の家にウズリ達を見に来てもらったので、イベントとしてウズリの引っ越しを手伝ってもらうことにする。

私が作業すると、私が撮りたい写真が撮れないので、ベレンでバイトをしていたこともあるというまっぴいさんに、ウズリを捕まえる大役を任せる。決して怖かったわけではないことを断っておく。

袋に入れるとき、入り口を広げておくのって両手を使わないといけない。また肺魚は噛まれるとひどい怪我をするらしい。それを解消するのがこの「エチオ捕まえ器」。これで簡単に捕まえることができる(はず)。特許取得済み。
まず水槽内のアクセサリー類を水槽の外に出す。ヒーターのコンセントを抜き忘れてちょっと焦る。ただ過温防止付きのヒーターだから大丈夫だった。そしてエチオ捕まえ器を水槽内に入れ、袋に水を入れる。

ちなみに水槽が茶色く見えるのはこの水槽には不遇な人生を送っているプレコを入れるので彼のために苔を生やしてあげているのだ。水質は完璧。
簡単に袋に入る。エチオ捕まえ器の威力は絶大であった。ショップでは20分ばかり店員を苦しめたのに。ウズリが袋に入った瞬間。あなたはウズリを見つけることができるか?!(横浜探偵倶楽部風)
金魚とともに袋に入ったウズリ。きっと???と何が起こっているかわからないんだろうな。
水を少し抜いて、持ちやすくする。さすが手慣れたまっぴいさん。でも捕まえるまではドキドキだったでしょう。今度ウズリが1mになったときもよろしくお願いします。
2つの水槽はどちらも室温になっているので、温度あわせの必要はないだろう。怖いのはpHショックだ。一応同じくらいなのはわかっているんだけど。少しずつ新水槽の水を袋の中に入れる(作業は私)。

一緒に入っている金魚が苦しまないなら、ウズリも大丈夫かと思ったら、金魚は最強といえるほど水質(の変化や悪化)に強いんだそうだ。
袋を無視して、奥へ行こうとするウズリ。鼻がすりむけそうで怖い。早く外に出してやった方がいいかもしれないと焦る。
晴れて新しい水槽に引っ越し完了したウズリ君。この晩はあっちに行ったり、こっちに行ったり。自分のなわばりを点検しているのか。なんとなくうれしそうに見えて私もうれしい。

まっぴいさん重要な役割、ありがとうございました。こぐっちゃん、忙しかったのにお付き合いいただいてありがとうございました。

なんと次の日からウズリ、すごい食欲に変貌。やっぱり狭くてイヤだったんだね。ごめんごめん。



第2回肺魚オフ会
掲示板で企画が出て、会ったり集まったりしたのを公式「肺魚なオフ会」の回数に数えることにしよう。てことで今回2回目の肺魚オフ会のご報告。

ことの始まりは小林熱帯魚にまっぴいさんが売約済みにしておいたアンフィを引き取りに行くという話を聞いてからだ。まっぴいさんは小林熱帯魚歴7年。もともとまっぴいさんに小林熱帯魚を教わったのだ。会ってみたい。お話ししてみたい。魚の専門家でもあるし。行く日時を訪ねると、土曜日(1999年10月2日)の18:30ということだった。私が都合が悪ければ変えてくれるとも言ってくれた。こりゃ、うれしい。是非とも行かねば。

そうだ、まっぴいさんに会いたいって言ってたし、小林熱帯魚にも行く用事があると言ってたから、dolloiさんも呼ぼう。そうなるとまわるショップが結構重なってているこぐっちゃんも呼んだら面白そう。でもそう思ったのが金曜日の23時。都合がつくかわからないけど、お誘いのメールを打つ。

dolloiさんは即返事が返ってきて、「行ける」とのこと。まっぴいさんは、長髪で三つ編みで目つきが悪いんだそうだ。dolloiさんは髪長いし、おっきいし、帽子被ってるし、一番私が地味になってしまうな。対抗して、オーストラリアで買ってきたクロコダイルダンディの帽子(黒のブッシュハット。ワニの歯付き)を被っていこうかと思ったけど、あまりにも小林熱帯魚に似つかわしくないので辞めておく。後で妻に話したら爆笑された。こぐっちゃんも土曜日の朝、「行けると思う」という返事を頂いた。これで4人揃うのである!

私の家から小林熱帯魚まで順調にいけば、10分ぐらいで着く。でも前回は混んでいたのと、迷ってしまったのとで45分もかかって、dolloiさんに迷惑をかけてしまった(ごめんなさい)。今回は早めに17:30に家を出る。途中スーパーに寄って、亀之介用の砂肝を2パック買う。道はちょっと混んでたけど18:10ぐらいに小林熱帯魚に到着。1番乗りだった。

入院していたというおやじさんに挨拶をして、肺魚水槽へ。先日dolloiさんと待ち合わせた日に、とおやさんちへ行ったアンフィの水槽が空いている。エチオが3匹。アネクが2匹。そして今日、まっぴいさんが連れて帰るアンフィ。なんとこのアンフィビウス、2週間の間にずいぶん大きくなっている。それに色がすごい黒くなっている。へえ、アンフィは数日の間に色が変わっていくんだなあ。ますますアンフィ選びは難しくなりそうだ。模様じゃなくて、目の形で選んだ方がいい気がしてきた。ご存じの通りアンフィには大きくなったときに2種類の目になる。青みがかっていて黒目だけのやつと、黒目と白目があるやつ。顔はだんぜん黒目だけのやつがかわいい。dolloiさんちのハミガキくんやトキタさんちのアンフィなんかがそう。でも幼魚の時はどっちかわからないんだよな〜。最近のはみんな黒目タイプなのだろうか?

そして2番手にこぐっちゃんが登場。しかし私は髪が長くて茶色だったので(ヘルメットでよく見えなかったし)まっぴいさんと勘違い。なんか話が食い違うが、住んでいる場所を聞いて、人違いに気付く。
3番手にまっぴいさん。まっぴいさんはまっすぐおやじさんの所に行ってお土産を渡している。前日まで仙台の学会に出席していたそうだ。まっぴいさんは確かにロンゲでメッシュで三つ編み(一部分)だった。目つきは全然悪くない。まっぴいさんとおやじさんとの話が終わらないうちにdolloiさんも登場。みんな時間に正確だ。やっぱりバイクや電車はいいね。

小林熱帯魚ではdolloiさんが前回訪問時に注文しておいた底面式濾過漕を受け取る。普通の底面式濾過漕(60cm水槽用。でも今はどこに行ってもなかなか売っていない。おやじさんに聞くと問屋にも置いていないと言っていた)に目の細かいネットを被せてあるものだ。私も欲しかったので、底面式濾過漕とネットを購入して自分で作る予定。完成したらまた報告します。こぐっちゃんもあとで買おうかなあとか言っていた。

おやじさんの話を聞きつつ、いろいろ肺魚談義に華を咲かせる。こぐっちゃんとまっぴいさんは小林熱帯魚のスポテッドガーに目を付けていたそうだ。私は何度行っても、ドンキーフェイスエレファントが好きだな。
店を出るとdolloiさんは用事があって帰っていった。実はdolloiさんと相談してどうしようか考えようと思っていた私は途方に暮れる。とりあえずまっぴいさんが行ってみたいと言ってくれたので、人間3人、車1台、バイク2台でエサ活へ向かう。
5分ぐらいでエサ活に到着。まっぴいさんは頻繁にエサ活の前を通っていたようで、こんなところにあったの気付かなかったと驚いていた。まあ基本は、釣エサのお店だし。最近ますます品数が充実。ザリガニも各サイズ揃ってきた。私は亀之介用に20円のMザリガニを10匹買う。まっぴいさんはギバチを購入。日本淡水ナマズにも手を出し始めるらしい。

こぐっちゃんもあんまり時間がないということだし、その後ショップ周りをするよりも、喜んで貰えること確実な私の家へ向かう。
10分弱で私の家へ。まっぴいさん、dolloiさんと同様、亀之介水槽の前を通り過ぎようとする。「わ!流木かと思った。」。こぐっちゃん「こんな大きなワニガメ初めて見た。とにかくすごい!」 前回、dolloiさん訪問時には、亀之介にザリガニを捕ってもらったが、今回は餌付けショー。砂肝を手から食べるところを見てもらう。どうでした?迫力満点でしょ。ペロッと一パック食べて、まだまだ食べたそうだった。
そして前述のウズリの引っ越しを手伝ってもらう。まっぴいさんには申し訳なかったが、肺魚オフにはなかなかふさわしいイベントではなかっただろうか。

夜も更けた頃、お二人はバイクの音を気にしながら(エンジンをかけずに坂を下っていった)お帰りになりました。またオフ会しましょうね!楽しかったです。

 

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