−第20章− 究極アンフィビウス水槽




2000/8/7
上部濾過漕設置
アンフィビウスは小さいけど、食欲が凄い。よく食べよく糞をする。そして水質に変化に弱く、最も目が白くなりやすい。また目が白くなってしまうと治りにくい。そのため濾過はしっかりしているものが必要である。うちのルビー(ゴンも)にはよい環境で過ごしてもらいたい。そこで考えたのが究極のアンフィビウス水槽。一応将来は60×45×45水槽で最後まで飼う予定である。ということは60cm水槽に合わせた濾過漕を用意すればよいので早いうちから取りかかることにした。

現在はウズリが小さい頃使っていた外部濾過漕プライムパワー20で濾過をしている。この濾過漕の中は標準で付いてくるリング型濾材の他に麦飯石が入れてある。これに上部濾過漕を追加して、水換え時、濾材洗浄時にも安定した水質を保てるようにしようと考えた。

60cm水槽用濾過漕は2000円くらいから売っていて、一番安価に手にはいるのだが、どう考えても容量が小さすぎる。そこでアフリカオリジナル濾過漕をまた使用しようかと思ったのだが、ポンプも追加で買うことを考えると、同じくらいの容量のレイシーRF−60Nの方が安くてお得だと知った。安いお店を探して、結局アフリカで購入。

問題は濾材だ。現在ウズリの水槽にはパワーハウスと同じ材質を使った濾材を使っているが、これの利点であるPH調整機能はイオン交換している都合上、いつか効果が無くなってしまう。説明書には半年で交換と書いてある。半年しか使えないのではあまり意味がない。やはり生物濾材は交換無しで一生使えるものがよい。PH調整機能は別に、パワーハウスシステムフィルターを入れるか、サンゴ砂を入れた方がよいと思う。
選ぶべき濾材の候補は、パワーハウス、アフリカオリジナル濾材、エーハイムサブストラット、麦飯石、サイコロ状スポンジそしてシポラックス。その中でも一番よい評判のシポラックスを選んだ。でも1リットル1980円と結構高価なので、2リットルとりあえず買って、少しずつ買い足そうと考えた。今は他の濾過漕が動いているから焦らなくても大丈夫。

忙しかったのだが7月5日やっと時間がとれたので、濾過漕のセッティングを始める。濾過漕と濾材を洗って、ポンプ接続箇所を組み立てる。一応しっかり組み込んだが、外れ防止用のベルトを締めた方がいいと感じた。

濾過漕内のシャワーはちゃんと排出口には行かないようになっている賢い設計。これはアフリカオリジナルにはなかった。

濾材は2リットルじゃ少なすぎ。ほとんど重ならず1層しかないという感じ。あと3リットルぐらいは余裕で入りそう。来月お小遣いが出たら買いに行こう。代わりにウールを2重に敷く。

組み立てて、水槽の上に載せてみる。でかい。考えた末外部式からの排水パイプを上部濾過漕の中に入れ、水槽周りをすっきりさせる。

レイシーRF−60Nに付いてくるストレナーはちゃちだし、長すぎるし、いまいちである。そこでテトラのダブルのスポンジフィルターを取り付ける。最初は横向きに設置したのだけれどルビーがその下に潜っていたずらするので、上に向けておく。

問題点だった蓋だが、アフリカで売っている塩ビ板の長い辺を垂直に曲げてあって、水分で曲がらないようになって且つ強度を保持しているオリジナル蓋を切断して、この水槽にちょうどいいようにした。これによって蛍光灯も2灯式のものでも余裕で乗る。

(1)考え抜いた末、選んだ濾材。セラ シポラックス。先輩諸氏の話を聞くとやっぱり水質の安定性、長時間使えるなどなどシポラックスがいいらしい。今回は予算の都合で2リットル。1980円×2。 (2)60cm水槽用の上部濾過漕は普通安いけど小さすぎる。容量が多くて、ポンプもしっかりしているレイシーのRF−60Nを選択。

(3)RF−60Nに付いてくるポンプP−112A。これを単品で買うと1万円近くするので、この濾過漕は効果だけど結構お得。最大吐出量11リットル/分。最高揚程1.3m。


(4)排水箇所。アフリカオリジナルとちょっと違う。内筒には横に大きな丸い穴が空いていて、そこから水が落ちるようになっている。
2リットルのシポラックスでは薄く敷くだけ。あと3リットルぐらいは余裕で入りそう。


(5)ポンプ接続部分。濾過漕に完全固定ではないので、ルビーのパワーが増してくるまでにもうちょっと固定しないといけない。

(6)標準60cm水槽だと奥行きが少ないので、併設した外部式の排水管を入れる場所がない。そこで上部濾過漕の中に排水パイプを入れた。
濾過漕内にはエアレーションをしている。


(7)上部濾過漕の吸水口にはテトラのダブルのスポンジフィルターを接続。排出される水量はかなりなもので、巻き込みエアもかなり多い。外部濾過漕(プライムパワー20)への吸水口にもスポンジフィルター。固定してないのはガラスとの間にアンフィビウスが押し入って怪我をしないように。ちょっとカッコわるいかな?

ルビー水槽
水槽:60cm標準水槽、濾過漕:プライムパワー20+レイシーRF−60N+スポンジフィルター3ヶ+上部濾過漕内エアレーション



2000/9/1
上部濾過漕排出口カバー取り付け

ルビーはたまに狂ったように泳ぎ&跳ね回る。人が何かしたとか照明がついたとかそんなことには関係なく。私も数回見たことがあるがそれはそれは凄い。たぶんその時に負う傷だと思うんだけど、背中に白いスジにみたいなものが出来てしまう。治ってきたなあと思うとまた出来てたりして。ルビーの水槽は上の写真の通りほとんどがスポンジである。傷つくようなもの...あった、上部濾過器から出ている排出パイプだ。これはただの塩ビパイプで、水面をたたく音が小さくなるようにちょっとだけ水中に入っている。きっとこれに思いっきりぶつかって出来た傷だと推定した。

さてさてどう対策を立てたらいいだろう?パイプを外す?うーん、水面をたたく音でうるさくてしょうがないだろう。カバーをする?うん、いいかもしれない。でもどういうカバー?縁をうまく囲うビニールみたいなやつ?とりあえず東急ハンズに見に行ってみよう。

お盆休みの中、横浜東急ハンズに出かけていって見つけたのが写真のこれ。素材はなんだろう。ウレタンかな。結構身が詰まっていてしっかりしているけど延びる。これを適当な長さに切ってはめてみる。ピッタリ!これでいくらルビーが暴れても傷つくような所はなし(たぶん)。


 

2000/9/13
濾材追加
「最もよい濾材は?」に答えを出せる人はいるだろうか?バクテリアが程良く繁殖して、詰まりにくくて、長持ちする濾材。たぶんその一つであろうシポラックスを選択したわけだが、この濾材のネックは「高価であること」。1リットル1980円だから、10リットルも買ったら2万円だ!今回は60cm水槽用だからそれほど多くなくて済むので助かっている。

先日、熱帯魚のメーリングリストで、洗車用スポンジを切ったものがよいと教わった。それから少しして別のルートからも洗車用スポンジがよいというホームページがあると聞いた。そしてこれのいいところは「安い」。この濾材が一番いいと言うことになったら濾材メーカーは潰れてしまうな。dolloiさんが早速実験を始めたので私は試すのをやめて、やっぱりシポラックス一本槍にすることにしよう。実は密かに妻が買ったパワーハウスLLサイズハードタイプが数個入っているけどね。この形状って備前の滴そっくり。

9月分、お小遣いが入ったので、シポラックスを買いに行く。今度も2リットル。シポラックスにはネットが付いてくるのだが、ネットを使うとどうしてもネットとネットの間に隙間が空いてしまって、濾過効率が落ちる(気がする)。だからメンテナンス性より濾過効率を重視して、ネットは使っていない。濾過漕にそのまま入れてある。これで濾材は4リットルだ。

ウールを上に敷くと、もう水深ギリギリの高さになってしまう。もっと濾材を増やしたかったら排水溝を改造して水深を深くしないといけない。どうして濾過漕の高さに対して、水深をこんなに浅くするんだろうと考えてみたが、シャワーパイプからある程度距離をおいて、ウールにぶつかるようにした方が二酸化炭素やアンモニアがそこで空気中に放出されていいのかなあと少し思った。どうなんでしょう?

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