−第13章− 肺魚な一日




肺魚忘年会(第3回肺魚オフ会)
1999年12月18日(土)  1ヶ月ほどの準備期間を終え、肺魚忘年会の日がいよいよやってきた。もともとは掲示板でトキタさんやdolloiさんと「忘年会やりたいですね〜」なんて言っていたのが発端なのだが、大抵は「やりたいですね〜」で終わってしまうことが多い。しかし!有言実行がモットウの私は、実現してやると密かに熱意を燃やしていたのであった。

日程はdolloiさんとトキタさんに相談して、18日に決定。しかし当日の予定が難しい。飲み会とショップ巡りの両立というのはホントに難しかった。考えに考えた計画が、16:00集合、それまでに和歌山からいらっしゃるかつさんご夫婦の東京案内、そして新宿水族館、タマ水族館へ行って、吉祥寺で宴会である。

宴会場所はdolloiさんと1ヶ月前に下見に行って、「峠」というお店に決定。妻が学生時代に行ったことがある店だった。店にひょうたんがあったのがポイント高い。肺魚サロンの忘年会のお知らせにひょうたんを持った肺魚の絵があったでしょ?下見ついでに飲んだお酒で泥酔した3人であった。

かつさんの東京案内のコースだが、かつさんの希望もあって、ショップ巡りより”飼い肺魚”がよいとのこと。そうだ!もともと忘年会はお宅訪問という話もあったんだった!とトキタ家→dolloi家→ぎえもん家というコースを設定する。

18日の朝、6:30に池袋に到着するというかつさんを迎えに行く。さすがにその時間には行けず、dolloiさんと8:30に池袋駅で待ち合わせ。偶然同じ電車で池袋に着き、待ち合わせ場所に行く前に巡り会うことが出来る。少し早めだったので腹ごしらえに立ち食いそばを食べる。相変わらずdolloiさんは注文したものに後悔(冷やしタヌキそば)していた。

そして池袋東口に出て、かつさんの携帯へ電話。かつさんは東京が初めてで、待ち合わせしようにもできないので、電話をしながら探そうと思っていたのだ。電話した場所から数メートルのところに、かつさんご夫婦を発見。無事会うことが出来た。かつさんの東京第一印象。「寒い」「歩くスピードが速い」

今回のお宅訪問ルートは、千葉県、神奈川県、東京都と広範囲に広がっている。みどりの窓口でいい切符はないかと聞いてみると2040円で関東一円を回れるチケット(ホリデーパス)があったのでそれをみんなで購入。トキタさんの家へ向かう。トキタ家に10:00頃に着く予定であったが、かつさん捜索があっというまに終わってしまったので、9:30に最寄り駅に到着してしまった。早いと驚きながらも、快くトキタさんは迎え入れてくれる。

トキタ家到着してすぐ挨拶もそこそこに温室へ。すごい種類の生体。肺魚2匹、ヘビいっぱい、タランチュラいっぱい、カエルいっぱい、他にトカゲやサソリやもうたくさん。みんな興奮状態。ボールパイソンをいたく気に入った風のdolloiさん、玄関においてあるエチオにはみんな目がハート。小さくて綺麗な模様。広い水槽をのびのび泳いで気持ちよさそうでした。トキタさんにお茶を入れて頂いて、少々肺魚談義、しかしこれがのちのちスケジュールに無理をきたすことになるとはこのとき誰も気付かなかった...

11:30にトキタさんの家を出て、バス、常磐線、京浜東北線を乗り継いで、dolloi家へ。玄関で塩ビパイプ軍団もといレピドシレン軍団が迎えてくれる。3匹の全く違うアンフィビウス、模様の綺麗なアネクテンス。濾過漕の構造談義に花が咲くが時間もないので、早々に後にして昼食を食べに中華料理屋へ。

dolloiさんお勧めのこのお店、焼き餃子も水餃子もカタ焼きそばもおいしかった。

このとき既に14:3016:00に西武新宿駅に着かないといけない。私の家は飛ばそうとかも考えたが、ビデオカメラの機材を取りに帰らなくてはいけなかったので(dolloiさんちのが壊れてしまったのだ)、強行軍で行くことにする。
この頃にはもうみんなも疲れ気味で、急いで移動するのが気の毒になってくる。途中用事があって別行動中だったdolloiさんにお願いして、我々が間に合わないようだったら16:00に集まる人達を先に新宿水族館にご案内してもらうようにお願いする。

15:00私の家に到着して、ウズリ、ビッキー、亀之介を紹介する。いつも我が家の人気は亀之介がさらってしまうのだが、今回はウズリが人気であった。やはり大きくなると人気が出るのだろう。トキタさんウズリにアネクの大きさを抜かれて悔しがる。フフフ。言われて気付いたのだが、ウズリと混泳中の金魚が巨大化していて、それも形がフナみたいだ。もしかしてこいつは貴重なヒブナ??

目蒲線−山手線を乗り継いで新宿駅へ。JR新宿駅でちょうど16:00になってしまった。10分ほど遅れて待ち合わせ場所に到着。待たせてしまったとおやさん、べるさん、ぽんたさん、dolloiさん申し訳ありませんでした。ツアーコンダクターの私の計画ミスでした。

また時間が無くなると困るので、すぐ新宿水族館へ。ここでいろいろな会話をして欲しかったので長めに時間をとったのがまた裏目に。次のタマ水族館での時間があまりなくなってしまった。吉祥寺駅丸井前に停まっているバスにみんなで駆け込む。朝から強行軍をしてきたメンバーはもう膝がガクガクだったようだ。もう少しでゆっくりできるのでがんばって下され。タマ水に9人でぞろぞろ入っていく。先客が2人いたのでもう店はラッシュの電車状態(ちょっと大げさ)。おやじさんは目を白黒。アルビノエチオを見て、「シミがある」とつぶやいた言葉に、「シミなんて言わないでよ〜。模様だよ。」と反応していた。先客のひとりが古代魚掲示板でお見かけするヨッサンだったようだ。ちゃんとお話ししたかった。新宿熱帯魚に長くいたのに、タマ水は10分ほどで退店。おやじさん、お騒がせしてしまってすいませんでした。

店を出て、すぐ来たバスに一行は飛び乗って、再び吉祥寺駅へ。17:45飛び入り参加の人を北口で待つが誰も現れず、18:00宴会場の「峠」へ。生ビールが出てきて、さあ乾杯と思ったら1人いない。べるさんがトイレに行ったきり帰ってこない。あの迷路のような路地を間違えて伊勢丹までいってしまったそうだ。乾杯の後はもう肺魚談義爆裂!日本の珍味であるマタタビ(これはまずくてビールで流し込んだ)、山椒魚(干物を焼いたもの、鰹節みたいの声しきり)、カエル(これはもう鶏肉そのもの)を密かに注文するが、みんないやがらず少しずつ口にしている。うーん、肺魚マニアというのは、「とりあえず試してみる」といった気質があるみたいだ。これならみんなでアフリカツアーに行っても大丈夫かもしれない。ただいかんせん、作りが古いのですきま風が寒くて、上着を着ながら飲むのはつらかった。峠のみなさま、あまり注文もせず(話に夢中になって飲み食いあまりしない)大騒ぎをしていたのに、暖かい目で見て下さってありがとうございました。貴店は記念すべき第1回肺魚忘年会の会場に選ばれた名誉あるお店です。

峠を後にして、ビデオ鑑賞のためにカラオケボックスを探す。その時、わざわざ家に取りに帰ったのに、AC電源だけで、ビデオカメラとテレビとの接続コードを忘れたことに気付く。dolloiさんもビデオカメラが壊れる前に撮ったビデオテープを忘れてくる。なんたること!幹事達よ!しかし、天の助けか、「虫の知らせで」と、べるさんが一式を持ってきてくれたので、事なきを得る。

綺麗で大画面があって、音響設備もしっかりしているボックスに待つことなく入ることが出来た。早速テレビを裏返してビデオカメラを接続。OK!ばっちりだ。最初はべるさんちの謎肺魚もといエチオピクス。過酷な条件で育てているのにもかかわらず1年半で80cmになってしまった肺魚だ。後日かつさん曰く「ビクトリアかもしれない」の言葉が。次は妻が夜遅くまでかかって編集した我が家の肺魚ムービー。ベンチャーズの音に合わせて泳ぐウズリとビッキー。やっぱり食事シーンがメイン。食べまくるドロイのムービーもしかして世界初かも!とおやさん、ウズリやビッキーが泳ぐたびに「かわいい!欲しい!」と絶叫。最後に当日撮影したトキタさん宅とdolloiさん宅の肺魚達を見る。

まだまだ肺魚談義は尽きなかったけど、せっかくだからカラオケ大会に突入。ここでずっとクールだったトキタさんが切れる。dolloiさんが踊る。かつさんがモノマネに走る。かつさん夫人ととおやさんの歌のうまいこと!べるさんはアニメソングで盛り上げる。ぎえもん夫妻も負けずに応戦する。ぽんたさんはニコニコ笑う。カラオケ大会も最高潮。その時、お店から無情の電話が鳴り響く。気付くと23:00。やばい!帰れないかもと一行は家路に向かうが、帰れそうもないトキタさんは奥様に迎えに来てくれるように電話、とおやさんは行方不明(電車を降り損ねた)、ぽんたさんはタクシーと最後まで時間に追われた肺魚忘年会でありました。

掲示板に書いたお礼の言葉、ここにも載せさせていただきます

dolloiさん、朝早くからお疲れさまでした。やっと肩の荷が下りましたね。忘年会大成功でうれしいです。 来年も続々と肺魚なイベントを開催していきましょう!dolloiさんが頼りです。10000ヒットのご褒美ありがとうございました。
かつさん、遠くからのご参加ありがとうございました。かつさんのおかげで忘年会も「特別なもの」になった気がします。朝からあつこち連れ回したので大変お疲れだったでしょう。いろいろ肺魚談義楽しかったです。またお会いしたいですね。奥様もお疲れ様でした。お歌、うまかったですねえ。次は新年会で歌聞かせてください(笑)。
トキタさん、朝からありがとうございました。肺魚な1日でしたね。やっぱり最後にカラオケ大会にしてよかった。ずっとトキタさんとカラオケしたかったんですよ。トキタさんのおかげでかなりカラオケ盛り上がりました。遅くなったせいで奥様に迷惑かけてしまってすいませんでした。
ぽんたさん、ご無事に帰れましたでしょうか。終了遅くなってしまってごめんなさい。これからもよろしくお願いいたします。来年は是非5歳のアンフィ君を紹介してください。引っ越しが無事に済むことをお祈りしております。
べるさん、楽しかったですねえ。べるさんがビデオカメラ一式を持ってきていただいて、本当に助かりました。徹夜で編集した肺魚ムービーをお見せできなくなるところでした。また来年も盛り上がりましょう。
とおやさん、夜勤明けの参加ありがとうございました。お誕生日おめでとうございました。肺魚の飼育知識たくさん吸収できたでしょうか?とうやさんも歌うまかったですねえ。「タイミング」が振り付きだったのにはびっくりいたしました。
オンラインでお話しする肺魚談義も楽しいですが、オフラインで話す肺魚談義は最高です。みんな来年の再会を誓って解散いたしました。時間に追われた失敗もありましたが、盛り上がりはもうしぶんなかったと思います。来年も再来年も是非忘年会開催しましょう。


前章へ

インデックスへ

次章へ

感想メールはgiemon@hot-shot.com まで
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送